
突然の強い揺れでは、数秒で立っていられなくなり、家具やガラス、照明、食器が凶器になります。停電、火災、津波、余震、通信障害も続くことがあります。
まず必要なのは、「その場で命を守る → 火と出口を確認する → 正しい情報で避難判断する」という順番です。最初から荷物を取りに走るより、頭と体を守ることを優先します。
このページでは、対処を次の4つに分けて整理します。 「まず確認・確保すること」「絶対にやってはいけないこと」「相談・手続きの窓口」「日頃の備え」
まず確認・確保すること

強い揺れの最中は、移動せず、低く・頭を守り・動かないことが基本です。揺れが収まってから火の始末、出口確認、避難を判断します。
- 身を低くして頭を守る … 丈夫な机の下や、落下物の少ない場所で頭と首を守ります。机がない場合はクッション、バッグ、腕で頭を覆います。
- 窓・家具・吊り下げ物から離れる … ガラス、棚、冷蔵庫、テレビ、照明の近くは危険です。倒れてくるものが少ない場所へ体を寄せます。
- 揺れが収まってから火と出口を確認する … 無理に揺れの最中に火元へ走りません。収まったら火を消し、ドアや窓を少し開けて避難路を確保します。
- 靴を履く … ガラス片や食器で足を切ると避難が難しくなります。室内でもスリッパより靴が安全です。
- 津波・火災・建物損傷を確認する … 海沿いや川沿いでは津波情報を確認し、火災や倒壊の危険があれば避難します。
- 家族の安否確認は短く … 電話がつながらない場合は災害用伝言ダイヤル171、SNS、メッセージアプリなど複数手段を使います。
絶対にやってはいけないこと

地震直後は「いつもの行動」が危険になります。特に余震と火災、ガラス、エレベーターに注意します。
- 揺れている最中に外へ飛び出す … 看板、ガラス、瓦、外壁が落ちてくる危険があります。まずその場で身を守ります。
- エレベーターを使う … 停電や閉じ込めの危険があります。避難は階段を使います。
- ブレーカーやガスを確認せずに再使用する … ガス漏れや漏電の恐れがあります。異臭・破損があれば触らず専門窓口へ。
- デマを拡散する … 震度、津波、火災、給水などは気象庁・自治体・消防・警察などの情報で確認します。
- 危険な建物へ荷物を取りに戻る … 余震で倒壊することがあります。命より大切な物はありません。
相談・手続きの窓口

| 窓口 | 相談・手続きできること |
|---|---|
| 119 | 火災・救急・救助 |
| 110 | 犯罪・事故・危険箇所の通報 |
| 自治体の防災窓口 | 避難所、給水、罹災証明、支援制度 |
| 気象庁・自治体の防災情報 | 震度、津波、余震、避難情報 |
| 災害用伝言ダイヤル171 | 家族・知人への安否連絡 |
| 電力・ガス・水道会社 | 停電、ガス漏れ、断水、復旧情報 |
- 家が壊れた、浸水した、火災に遭った場合は、写真を撮ってから片付けると罹災証明や保険で役立つことがあります。
- 避難所では、薬、アレルギー、乳幼児、高齢者、障害、ペットなど配慮が必要な事情を早めに伝えます。
- 体調不良、けが、強い不安がある場合は、救護所や医療機関、自治体相談窓口につなぎます。
日頃の備え

- 家具を固定する … タンス、本棚、テレビ、冷蔵庫、電子レンジを固定し、寝る場所に倒れてこない配置にします。
- 非常持ち出し袋を用意する … 水、食料、ライト、電池、充電器、薬、現金、身分証コピー、衛生用品をまとめます。
- 家族の集合場所を決める … 自宅に戻れない場合の集合場所、連絡手段、学校・職場との連絡方法を確認します。
- ハザードマップを確認する … 津波、液状化、土砂災害、火災延焼など地域の危険を知っておきます。
- 通電火災を意識する … 避難時は可能ならブレーカーを落とし、復旧時は破損や異臭を確認します。
本ページは一般的な情報をまとめたものです。地震時の行動は建物・地域・津波や火災の危険で変わります。必ず気象庁、自治体、消防・警察などの最新情報に従ってください。