
氷の張った池や湖に落ちると、冷水で急速に体力と判断力が失われます。薄い氷の上で立とうとせず、体を広げて脱出を試みます。
この状況では、自分の安全を確保する・体力を温存する・早く救助につなげることが最優先です。焦って動き回るほど、低体温、溺水、滑落、二次遭難の危険が高まります。
このページでは、対処を次の4つに分けて整理します。 「まず確認・確保すること」「絶対にやってはいけないこと」「相談・手続きの窓口」「日頃の備え」
まず確認・確保すること

- まず大声で助けを呼び、呼吸を整えます。
- 落ちた穴の縁に腕を広げ、体を水平にして氷の上へ這い上がります。
- 上がれたら立ち上がらず、転がる・這うようにして岸へ離れます。
- 周囲の人は119へ通報し、ロープ、枝、衣類などを低い姿勢で差し出します。
- 救出後は濡れた服を脱がせ、毛布などでゆっくり温めます。
絶対にやってはいけないこと

- 氷の上を走って近づく。
- 落ちた人がその場で立ち上がる。
- 冷えた体を急に熱い風呂へ入れる。
- 意識が悪い人に無理に飲ませる。
- 安全確認なしに複数人で氷上へ乗る。
相談・手続きの窓口

| 窓口 | 相談・手続きできること |
|---|---|
| 119 | 救急・救助。溺水、低体温、けが、滑落、意識障害 |
| 110 | 行方不明、遭難、事故、危険区域、事件性がある場合 |
| 118 | 海上の事故・救助。海で流された、船・釣り場の事故 |
| 海水浴場・施設管理者 | 監視員、救護所、避難誘導、危険情報 |
| 警察・消防・山岳救助 | 登山中の遭難、滑落、行方不明、救助要請 |
| 自治体・気象情報 | 大雨、増水、雷、土砂災害、避難情報 |
低体温は救出後に悪化することがあります。震え、意識低下、動きにくさがある場合は119へつなぎ、医療確認を受けます。
日頃の備え

- 凍った池や湖に不用意に乗りません。
- 子どもには薄氷の危険を伝え、近づかせません。
- 冬の水辺では笛、防寒具、防水スマホケースを持ちます。
- 立入禁止や注意表示を必ず守ります。
- 救助用のロープや長い棒の位置を施設で確認します。
本ページは一般的な情報をまとめたものです。水辺や山では、天候、地形、水温、流れ、装備、体力で危険度が大きく変わります。必ず消防・警察・海上保安庁・施設管理者などの指示に従ってください。