
溺れている人を見つけると飛び込みたくなりますが、救助者が巻き込まれる事故が多くあります。自分が安全な場所から助けを呼び、浮く物を届けます。
この状況では、自分の安全を確保する・体力を温存する・早く救助につなげることが最優先です。焦って動き回るほど、低体温、溺水、滑落、二次遭難の危険が高まります。
このページでは、対処を次の4つに分けて整理します。 「まず確認・確保すること」「絶対にやってはいけないこと」「相談・手続きの窓口」「日頃の備え」
まず確認・確保すること

- 大声で周囲に知らせ、119、海なら118にも通報します。
- 監視員、施設職員、近くの人に助けを求め、役割を分担します。
- 浮き輪、ペットボトル、クーラーボックス、ロープなど浮く物・届く物を投げます。
- 溺れている人から目を離さず、位置、流れる方向、服装を確認します。
- 救助後に呼吸がおかしい、意識がない場合は119の指示で心肺蘇生やAEDにつなげます。
絶対にやってはいけないこと

- 準備なしに飛び込む。
- 正面から近づいてしがみつかれる。
- 通報せずに一人で助けようとする。
- 救助後に元気そうだからと受診をやめる。
- 撮影やSNS投稿を優先する。
相談・手続きの窓口

| 窓口 | 相談・手続きできること |
|---|---|
| 119 | 救急・救助。溺水、低体温、けが、滑落、意識障害 |
| 110 | 行方不明、遭難、事故、危険区域、事件性がある場合 |
| 118 | 海上の事故・救助。海で流された、船・釣り場の事故 |
| 海水浴場・施設管理者 | 監視員、救護所、避難誘導、危険情報 |
| 警察・消防・山岳救助 | 登山中の遭難、滑落、行方不明、救助要請 |
| 自治体・気象情報 | 大雨、増水、雷、土砂災害、避難情報 |
通報では「どこで、何人が、いつから、見えているか」を伝えます。溺水後は肺に水を吸っていることがあるため、救助後も医療確認が大切です。
日頃の備え

- 水辺では浮く物とロープの場所を確認します。
- 子どもにはライフジャケットを着せ、目を離しません。
- 心肺蘇生とAEDの基本を学びます。
- 監視員のいる場所を選び、遊泳禁止区域に入りません。
- 「助けるときは叫ぶ、投げる、届かせる」を覚えておきます。
本ページは一般的な情報をまとめたものです。水辺や山では、天候、地形、水温、流れ、装備、体力で危険度が大きく変わります。必ず消防・警察・海上保安庁・施設管理者などの指示に従ってください。