登山中に滑落した

登山中の滑落では、骨折、出血、頭部外傷、低体温が同時に起こることがあります。無理に動くと、さらに落ちたりけがが悪化したりします。

この状況では、自分の安全を確保する・体力を温存する・早く救助につなげることが最優先です。焦って動き回るほど、低体温、溺水、滑落、二次遭難の危険が高まります。

このページでは、対処を次の4つに分けて整理します。 「まず確認・確保すること」「絶対にやってはいけないこと」「相談・手続きの窓口」「日頃の備え

まず確認・確保すること

まず確認すること
  • まず自分と周囲がこれ以上落ちない場所か確認します。
  • 出血、頭を打ったか、手足が動くか、意識や呼吸を確認します。
  • 動けない、強い痛み、頭部外傷、出血がある場合は119または110へ救助要請します。
  • 雨具、保温着、ツェルトなどで体温低下を防ぎます。
  • 同行者は救助隊へ位置、標高、ルート、けがの状態を伝え、無理な搬送をしません。

絶対にやってはいけないこと

やってはいけないこと
  • 痛みを我慢して無理に下山する。
  • 斜面で立ち上がってさらに滑る。
  • 頭を打った後に「大丈夫」と判断して歩き続ける。
  • 同行者だけで担いで危険な道を進む。
  • 寒さ対策を後回しにする。

相談・手続きの窓口

相談先につなぐ
窓口相談・手続きできること
119救急・救助。溺水、低体温、けが、滑落、意識障害
110行方不明、遭難、事故、危険区域、事件性がある場合
118海上の事故・救助。海で流された、船・釣り場の事故
海水浴場・施設管理者監視員、救護所、避難誘導、危険情報
警察・消防・山岳救助登山中の遭難、滑落、行方不明、救助要請
自治体・気象情報大雨、増水、雷、土砂災害、避難情報

山での救助は場所の特定が最重要です。GPS座標、登山道名、近くの標識、写真、同行者の位置情報を使って、警察・消防へ伝えます。

日頃の備え

日頃の備え
  • 登山届、ヘルメット、滑りにくい靴、雨具、防寒具を準備します。
  • ルートの難易度、鎖場、崩落箇所、天候を事前に確認します。
  • ファーストエイド、三角巾、保温シートを持ちます。
  • 無理な日程や暗くなる行程を避けます。
  • 同行者と救助要請の判断基準を共有します。

本ページは一般的な情報をまとめたものです。水辺や山では、天候、地形、水温、流れ、装備、体力で危険度が大きく変わります。必ず消防・警察・海上保安庁・施設管理者などの指示に従ってください。