
電車内で急病人が出たときは、近くの人が落ち着いて場所を空け、乗務員と救急につなぐことが大切です。医療行為を無理に行う必要はありません。
この状況では、安全な場所へ移る・二次被害を防ぐ・関係機関へ早く知らせることが最優先です。現場で解決しようと抱え込まず、必要な助けにつなげます。
このページでは、対処を次の4つに分けて整理します。 「まず確認・確保すること」「絶対にやってはいけないこと」「相談・手続きの窓口」「日頃の備え」
まず確認・確保すること

- 周囲の人に声をかけ、倒れた人の周りに空間を作ります。
- 意識、呼吸、出血、けいれん、胸痛など、分かる範囲で確認します。
- 車内非常通報装置、駅係員、乗務員へ知らせます。
- 必要なら119へ連絡し、路線、列車の位置、車両番号、症状を伝えます。
- AEDが必要そうな場合は、駅や車内で係員に確認し、協力者を分担します。
絶対にやってはいけないこと

- 急病人を囲んで見物する。
- 意識がない人に無理に水や薬を飲ませる。
- けいれん中の人を力ずくで押さえつける。
- 本人の写真や動画を撮る。
- 乗務員へ知らせず、周囲だけで抱え込む。
相談・手続きの窓口

| 窓口 | 相談・手続きできること |
|---|---|
| 119 | けが人、急病人、閉じ込め、火災、命の危険 |
| 110 | 交通事故、踏切内の危険、道路上の危険、事故証明 |
| 鉄道会社・駅係員 | 列車停止、踏切非常ボタン、車内非常通報、運行情報 |
| 道路緊急ダイヤル #9910 | 道路上の落下物、故障車、危険箇所 |
| 保険会社 | 事故受付、ロードサービス、修理、補償確認 |
| 勤務先・学校・家族 | 遅延、迎え、体調不良、帰宅困難時の連絡 |
救急車が必要か迷う症状でも、意識がない、呼吸がおかしい、胸痛、強い頭痛、麻痺、けいれん、出血がある場合は早めに119へつなぎます。駅係員や乗務員の案内に従います。
日頃の備え

- 車内非常通報装置の位置を、乗車時に軽く確認します。
- AEDのマークや駅の設置場所を知っておきます。
- 自分の持病、薬、緊急連絡先を分かる形で携帯します。
- 応急手当や心肺蘇生の講習を受けておきます。
- 混雑時は体調不良を我慢せず、早めに座る・降りる判断をします。
本ページは一般的な情報をまとめたものです。交通機関や道路上の危機では、現場の係員、警察、消防、道路管理者、鉄道会社の指示を優先してください。